2021年08月12日

朝井リョウ『正欲』を読んで


磁気のコウモリの月18日、17ポプ、赤い共振の(Kin241)
(マヤ暦⇒ 0.0.8.13.16、14ヤシュキン、1キブ)


今日は磁気(1)の月カリ18日。
「テレクトノン」ではパカル黄亀が預言の第5年、戦士の緑亀は立方体12の人の自由意志を歩く。。

年の第3週の4日目のカリに、3・種(4)の今年とのシンクロを感じる。


今日の銀河の通路は7・竜(Kin241)。
青い鷲のウェイブスペル19の共振の部屋の赤い竜のキン。誕生の調律。
銀河の活性化の正門。

ツォルキンの一番右端の調波行程13、物質の変容/バビロン惑星のバクトゥン12のスタート。

今日のサイ時間単位のキン13も調波行程にシンクロしているよう。

そんな今日の「フナブ・ク21」は、中心軸の脳梁のヒット率が高い。
CIMG3072L
(今日の「フナブ・ク21」)


===
朝井リョウ著『正欲』(新潮社)を読み、あれこれと考えさせられてている。
(以下、それなりにネタばれなので、ご注意を)


==
・ダイバーシティ、多様性が尊重される社会、みんな違ってみんないい・・・という分かった風への違和感

・異性愛者がまともで普通な多数者という常識的意識

・LGBTQのマイノリティも否定せずに認めようという想い

・あるいは嫌悪を覚えるかもしれない性的欲求を抱えて生きていくしかない者が社会とともに生きるには・・・

そんなテーマについて考えさせられた一冊だった。


本書のタイトルの正欲は、性的興味関心嗜好のことにも指しているが、性愛の対象が異性でも同性でも犯罪とされるような小児・・・というか、そもそも人間、いや生物ですらないという性欲の持ち主が家族や学校・職場などのコミュニティで過ごしながら感じる自分への異常の認知、あきらめ、欲求の発露、存在を認め合う場、などなど。。。

それから、不登校というあり方を選び、家族として接する中での逃避、葛藤、悩み、希望、あきらめ。。。
自分らしく生きたいというのも、我が子に健やかに何不自由なく生きられるようであってほしいというのも「正欲」なのかな。


一方で、常識という無意識による同調圧力、外れた者への蔑視、否定、排除。。。
明日もこの世界で生きることを疑うことのない意識

それに対する絶望とあきらめ。
死を望む意識にまでは同調できない自分がいる。


また、多様性への理解、対話が必要という想い。。。
マイノリティにもなれない正欲をただ抱えて、理解のない社会に向き合い、あきらめている者に理解や対話の強要も何だかと思うし、それでも否定されないコミュニケーションに救われることもあるのかもしれないとも思う。

理解ではなく、それぞれの存在の許容というか、互いに共存することの尊重。
しかし存在を許容せず排除するための法律もあるし、違法・犯罪として排除せざるを得ない性欲・正欲もあり、取り締まり対象となる場面もあるだろう。


それぞれに正しいと信じるものしか見聞・理解しないし、想像が及ぶ範囲でしか認知もできない。



世間的には通用しないと自覚しながらも自分らしい楽しみを追求し、無理解や方向性の違う意識を嘆き、もしかしたら普及してほしいとも望む。
「13の月の暦」への正欲(性的ではないけれど、性的であるとしても存在は否定したくない)についても考えさせられた。


さすがに完全なネタバレというか、自分が理解した範囲を分かりやすく書いてしまうのもためらわれ、自分で読んでもいつも以上に分かりずらい文章になったと思うが、まああれこれと考えさせてくれた一冊だったということだ。

自分の中にもそれぞれの要素があると認識しながら、それでも自分の興味や好みを恥じることなく明らかにし、周囲から許容されていることは幸せなことなのだなと感じている。



waiar56 at 07:37コメント(0)精神世界 | 13の月の暦  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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赤い倍音の月の年銀河のタカの月アルファ12日生まれの黄色い自己存在の戦士
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